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2021.10.11

夕暮れ間近のベランダに、Tシャツを干したあとのブログ。

10月になって、もう10日が経った。
早いなぁ。
なにもやってなかったわけじゃなく、
思考を日々巡らせて、
動き続ける車輪のように動いていた。
そうしたら、今、
頭の中はグルグル何かが動き続ける、
そんな自分がいる。

9月の終わりのバンドワンマンは、
「生きたなぁ」と、すごくすごく思った。
無観客でこそ・・と描いていたライブのイメージ。
音、想い、言葉、ビート、
それらを伝えたいみんなはカメラの向こう。
新鮮な感じがあった。
次、こんな無観客配信ライブは当分来ないだろう・・と願いながら、
全部を出し切る気持ちでステージに立っていた。
久しぶりにバンドで歌えた『愛のミュージック』は最高だった。
本当は、客席にいるはずのみんなと、
ホイッスルを吹いたり、一緒に踊ったりしたかったけれど、
それができないからこそ、
歌の中の言葉を熱くこみあげながら、歌った。

“瓦礫の街角で 道に迷ってる夢たちへ
月明かりの道で 座り込んだままの呟きへ
星空の彼方へ 消えてしまいそうな涙へ
ありったけの愛で ほら 今こそ きみへ届け ミュージック”


10月に入ってすぐに、8時間ツイキャス配信に参加させてもらった。
木村建さん主催『愛は音楽を救う』。
自分なりに、いつもの配信『トツゲキ、そめしゅん!』だったら何ができるかなと考えて、
8時間という時間軸の中で続いてる”何か”がいいなという気持ちになって、
8時間、ゴールを決めて歩き続ける・・っていうことをした。
途中途中、つながっているみんなとの時間はとても楽しかった。
道の途中で夕暮れの中で歌ったストリートでの歌。
あの風景、あの感じは、滅多にあるものじゃなくて、
きっとずっと覚えているだろうなぁと思う。


その次の日、10/4から始まった染谷俊のオンラインサロン。
みんなが毎日一生懸命働いて得たものをいただいて参加してもらう場所。
自分なりにできうる限りの表現をし続けていきたい。
オンラインならではのつながり、
みんなの心が潤ってくれるような創作物、
毎日が嬉しい気持ちや元気な気持ちが湧くようなコンテンツ作り、
忙しい日々からふっと肩の力を抜いて楽しめるような番組、
少しばかりでも学びのある言葉たち、
少しばかりでも笑いのある時間、
そういう、この胸、この頭に浮かぶかぎりのことを、
形として作って、残して、伝えていけたらと日々進んでいたりする。

始めてみて、
自分自身が、楽しいなぁと思う。
日々勉強。
なんだか、頭や感覚が冴えてきてるようにさえ感じる。
それは、
きっと、歌への創作にもつながる。
スタジオにもたくさん入るから、歌うことの進歩にもなっている。
このサロンができて感謝でしかない・・そんな毎日。


昨日は、10月に入って初めてのライブがあった。
配信もあっての有観客ライブイベント。
横浜ブルーラインフェス。
今年も、声をかけていただいた。

とってもとっても考えて、歌う選曲をした。
いろいろな観客の人たちやたくさんのシンガーの皆さん、
そしてスタッフの方々も観て聴いてくれるイベント。
どう届くかわからないけれど、
このイベントだからこそ歌いたいと思った歌を歌った。

この日を思っていたら書きたくなった『SIing a Song』という歌も歌った。
イベントの2日前に浮かんで、いろいろを考えて、
今の段階で歌える言葉たちとメロディーで歌った。

ステージが終わって片付けをしていたら、
ライブハウスの店長さんがきて、
「ありがとう」と言ってくれた。
「このイベントをやった意味があったよ。あの歌を、今回参加してくれたみんなにも聴かせるよ」
そう、言ってくれた。
「えー、とんでもないですよーー」と言いながらも、
とっても嬉しかった。
本当に嬉しかった。


そして、今日は、また、なんだかんだと忙しく、
追われるように生きている。
・・っていうか、追いかけるように生きている。

今、この一瞬一瞬、自分にできることはなんだろう・・なんてことを考えながら、進む。
そして、進みながら、考える。

素晴らしい日だ・・と、
眠い目をこすりながら、ふと思う。

素晴らしい日々。

やっぱり、自分は、
作ったり、歌ったり、書き綴ったり、伝えたいと試行錯誤したり、
そんなことが大好きなんだ。
この世界中のみんなが知らなくても、みんなに知られなくても、
何かを創り続けていくだろう。

洗濯をした。
少しばかり、日が暮れ始めたベランダで、
昨日ステージで着たTシャツが揺れていた。

「お疲れ。そして、まだまだ、がんばれよなぁ」

そんな声が聞こえた気がした。

きっと、聞きたかったんだと思う。