BLOG

2021.2.3

三日月

どんな歌が今きみに響くのか、
それはわからない。
いろんな暮らし。いろんな出来事。
その中で、いろんな思いを抱えたり、
いろんな思いに身動きできなくなったり。
音楽で、はじけたい日もあれば、
音楽に、そっと耳を澄ましたい日もあるだろう。

いろんな歌たちが、いつでも、フワフワと飛んでいる。
「今日は、あの羽を持っている歌が聴きたいなぁ」と、
きみが歌を選んでゆけばいいんだ。

同じように、
どんな歌を今書きたいのか、
それは、日々変わる。
書きたい歌を書けばいいんだ。
子供が書きたい絵を一生懸命「完成だ!」というまで描くように。

願うならば、
いつかフワフワとその僕の歌が飛んでいって、
きみのもとに舞い降りてくれたらいい。
きみが、その歌に手を伸ばす時に。

         ☆

お昼、コピーをしに外へ出た。
家着の、赤パンと黒Tに、ダウンだけをひっかけてテクテク歩いた。
きれいな日差しがアスファルトを照らしていた。
木々の影が、シマシマを作っていた。
とても、のどかな気持ち。

帰り道、坂の上に中華屋さんが見えた。
あのおじいちゃんとおばあちゃんと、多分、
その娘さんがやっている中華屋さん。
食べてくか・・・と、お店に入った。
オムライスを食べた。
せっかく来たから、あと一品・・と、
肉ピーマン炒め・・っていうのを頼んだ。
そして、瓶ビールを一本。

美味しかった。
オムライスがあまりにも、ザッツ!オムライス!で、
写真を撮った。
ここのオムライスは、いつでも食べたいオムライス。
肉ピーマン炒め・・っていうのは、
すごいボリュームがあった。
きっと、何人かで食べるやつ。

「ちょうど、2千円ねーー」と、おじいちゃんが厨房から言う。
800円と700円と500円だね。
1万円を出すと、
おばあちゃんがお釣りに3千円をくれた。
マスクの中で笑ってると、
「あらあら。ごめんねー。もう老人になるとボケてーー。
おにいちゃん、ぼられるから気をつけなさいよー」と、
おばあちゃんが笑った。
おじいちゃんも出てきて笑っていた。
あたたかい気持ちになった。
いつまでも、やっててほしいな。


部屋作業。
いつの間にか、夜になっていた。
確定申告の資料集めなどをした。
歌詞書きもした。
本も読んだ。
本はあっちゃこっちゃと読んでいる。
今日は歴史本。
鎌倉幕府の北条家についてのところ。

夜になって、
最近立て続けにTVやっていて録画していた『エヴァンゲリオン』の3つ目を観た。
またまた、なにやら、難しい。
そして、深い哀しみ。
そして、続編が観たくなる。
どうなっちゃうんだろかい。
続編は、今延期されているけれど、
今年、映画にて公開予定らしい。

9時すぎぐらい、
思い立って、
ツイキャスラジオをやった。
スピーカーやらの準備がなかなかの、なか。
きちんと準備したつもりだけど、
毎度、回線やら、バッテリーやら、落ち度があったりもする。

みんなとつながれて、とてもいい時間だった。
嬉しかった。
ありがとう。

ツイキャスを終えて、すぐお風呂に入ろうと裸になっていた時、
「ポヨン!!」とiPhoneに通知が来て、
”西広ショータのツイキャス開始”が表示された。

窓際にタオルを敷いて、その上にiPhoneを置いて、
お風呂に浸かりながら聴いた。
濡れた手で、コメントは送れなかったけれど・・。
いい歌を歌っていた。

こんな夜もいいなぁ。

見えないけれど、
なんだか、三日月が空にあって、
それを眺めて、眠る時間を待っているような気持ち。
どこかで、この三日月を見てる人もいるだろうなぁ・・なんて。