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2021.9.7

自転車をおしながら、今日も歩いている。

日が暮れて、シャワーをして、
アマゾンプライムで邦画を観た。
2時間ほど、大袈裟じゃなく、
ずっと泣いてた気がする。
始まりから、終わりまで。
今は、映画が終わって、ピアノの前にきた。
そんな気持ちになったから。

今朝は、カーテン越しの明るい光りで目が覚めた。
雨降ってないんだなぁとぼんやり。
洗濯しようと、白いやつらを洗濯して、干した。
風になびくやつらを見てるだけで、嬉しかった。

スタジオに行って、ひとり練習。
デビューの頃に作った歌たちをたくさん聴きながら、歌を歌った。
歌い出しのメロディー、途中途中のメロディーを聴きながら、
その頃の自分が蘇った。
あの頃はなんだか反抗や悩んでグルグルばかりして、
今となっちゃ省みるのも恥ずかしい時がある自分だけれど、
今日は、そんな気持ちにならず、すごいなぁ、その頃の自分と思った。
何度も何度も、その頃の音源を聴いた。
「真夜中の小鳥たち」という部分の歌い回しが、すごいなぁと何度も思った。
現在は、今のクセで歌ってしまっていた部分。
あの時歌っていた感じを、もっと大切にしようと思った。

あっという間の3時間。
歌うことは、本当に楽しい。
生きてるって思う。
その時間が、嬉しくて、誇らしかった。

そのまま、1時間ぐらい走った。
たくさん汗をかいた。
それもまた、気持ち良かった。
走りながら、今日のリハーサルについて、いろいろ考えた。

自分にとって大切なことを、もっと大切にしよう。
大切なもののために生きよう。

走ってきたものたちを洗濯して、また干して、
その後、
もつ煮込みを3切れほど、
そして、小さなハンバーグ、
この前のツアーでサービスエリアで買ったインスタント富士宮焼きそば、
それらを食べながら、映画を観た。
書き出しの・・・映画。


いい一日だった。

やっぱり自分て、きっとこうなんだ・・
というようなことを思う日がある。
今日はそんな日だった。


人それぞれ、
いろんな時代や日々があって、
「なにやってんだ、今の自分」って思う時もあれば、
「あの頃の自分、なにやってたんだよ」って思う時もあれば・・。

けれど、
その時々、
なんだかんだと、光と闇を行ったりきたりしながら、
必死とは言わずとも、
なんだかんだと生きていた、生きてきたんだと思う。

それは、
朝焼け、朝時、昼時、昼過ぎた午後、夕暮れ時、日暮れ時、そして、夜の頃、
星空の頃・・・
ずっと自転車をおしながら歩くように。
時には、いきいきと。
時には、颯爽と。
時には、ぼんやりと。
時には、うつ向きがちに。
時には、引きずるように。
時には、振り返りながら、
時には、上を見上げながら。

なぜか、
そんなふうに、
その時々を生きていた姿それぞれを、
今日は、ひとつひとつ、愛おしく思ったのだった。

まだ歩いてる。
なにかをこの手でおしながら。
なにかをこの手でひきずりながら。
・・
なんてことを思える今日は、本当に良かったんだ。