1年前の222誕生祭ライブ写真のフォルダの中の整理。
そんなことをしていたら、
2年前のやつのもしようと、それらも整理。
2年前のフォルダに入ってた写真には、
たくさんの人たちのステージへと伸びる手も映っていた。
オレ・・、こうやってライブやってきたよなぁと、
いくつもの写真を見つめた。
ライブハウスの階段の下にかけられたTシャツたちの写真や、
ライブハウス前に並ぶみんなの写真、
染谷俊の名が入ったのぼりなんかもはためいていたりの写真、
入場する時の写真なんかもあった。
学園祭みたいだったよなぁと、
ぐっと思い出した。
たくさんのみんなが集まり、
染谷俊が生まれた日を祝ってくれた”祭”。
今も歌っていることを祝ってくれた”祭”。
あの声、あの歌、
それらが聞こえてくる気がした。
時が何かを連れ去ってしまおうとしても、
時代が大切なものたちを連れ去ろうとやってきても、
願いだけは持ち続けていたい。
その願いに向けて、
歩むことを止めることは決してしないようにと、
歩んでいきたい。
朝方にはぼんやりとしていた空からは、
午後すぎぐらいから、黄色い、
いや、金色な、
そんな光が差してきた。
今は、それら光たちが、
ソファーの上で居眠りをしてるようなカバンを照らしている。
来週には今年しかない、
2022年の誕生祭ライブがやってくる。
ステージから、
歌の場所から、
手を伸ばすのは自分自身だ。
そうして初めて、
客席の向こうから手を伸ばしてくれるみんながいる。
今日聞こえてきた声に向かって走っていく。
追いつくように、
追い越せるように。