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2022.2.14

学園祭

1年前の222誕生祭ライブ写真のフォルダの中の整理。
そんなことをしていたら、
2年前のやつのもしようと、それらも整理。

2年前のフォルダに入ってた写真には、
たくさんの人たちのステージへと伸びる手も映っていた。

オレ・・、こうやってライブやってきたよなぁと、
いくつもの写真を見つめた。

ライブハウスの階段の下にかけられたTシャツたちの写真や、
ライブハウス前に並ぶみんなの写真、
染谷俊の名が入ったのぼりなんかもはためいていたりの写真、
入場する時の写真なんかもあった。

学園祭みたいだったよなぁと、
ぐっと思い出した。

たくさんのみんなが集まり、
染谷俊が生まれた日を祝ってくれた”祭”。
今も歌っていることを祝ってくれた”祭”。

あの声、あの歌、
それらが聞こえてくる気がした。


時が何かを連れ去ってしまおうとしても、
時代が大切なものたちを連れ去ろうとやってきても、
願いだけは持ち続けていたい。
その願いに向けて、
歩むことを止めることは決してしないようにと、
歩んでいきたい。



朝方にはぼんやりとしていた空からは、
午後すぎぐらいから、黄色い、
いや、金色な、
そんな光が差してきた。

今は、それら光たちが、
ソファーの上で居眠りをしてるようなカバンを照らしている。


来週には今年しかない、
2022年の誕生祭ライブがやってくる。


ステージから、
歌の場所から、
手を伸ばすのは自分自身だ。
そうして初めて、
客席の向こうから手を伸ばしてくれるみんながいる。

今日聞こえてきた声に向かって走っていく。
追いつくように、
追い越せるように。