なにもしてないわけじゃないけれど、
というか、
やることがいっぱいな毎日だからこそ、
気づけば流れていってしまうように、
手の指の先の向こう向こうへと時間が過ぎていく。
デビュー30周年のこの春。
このめぐるめぐる日々のことを、
僕はいつか、どんなふうに思い出すんだろうか・・
なんてことを、ぽーっと思ったりもする。
次から次へと破片のような思考が湧き上がり、
その破片はくるくると回りながら、
気づけば、もう届かない場所まで行って、
そしてまた、新しい思考の破片が沸き上がって、
また遠いところへと飛んでいく。
それは・・
荒々しい流れの中で、
水底からスクリューしながら水面へと飛び出しては空中へと舞って、
どこか遠くの水面に向かって跳ねて、気づけば見えないところまで流され消えていく木片のようだ。
どちらにしても、
この日々もまた僕の足跡になる日々であり、
何を残すか、
何を表現していくか、
どう生きるか、
・・は、
僕次第だ。
誰に「やれ」と言われてるわけじゃなく、
自分がやりたい毎日を生きている。
削れていってるわけじゃない。
新しい力のために、日々を生きている。
再生、再生を繰り返しながら、
この先の未来のために。