4月10日。
デビューシングルリリース日。
30年前かー、
わざわざ実家帰って、
チャリで通学路だった土手沿いの道走って、
あぁ、あの場所で夢見てたなぁとか、
歌詞書いたなあーとか、
バンド解散を決めたなーとか、
あの頃の自分は何想ってたのかなーとか、
そして、走って走って、
土手沿いの道から、バス通りに出て、
車道を走って、
高架をくぐって、
小さな交差点のレコード店の前にチャリ停めて、
これか・・・と、
染谷俊のシングルCD、手にしたっけ。
今日起きてることが、
自分のことのようで、
自分のことじゃないような気がしながら、
せっかく来たんだから・・とかって、
またチャリこいで、
用もないのに高校が建ってる場所まで行って、
来たよ・・
ついにデビューしたよ・・オレ・・
あの頃夢見てた、ロッカーってやつで歩き出したよ・・
なんて、
校舎に話しかけて。
またチャリこいで、
来た道を引き返して、
土手沿いの道にチャリ停めて、
夕暮れ金網乗り越えて、
水辺のすぐ近くまで行って、
そこのコンクリートに座って、
CD眺めて、
来たよ・・
オレだよ・・
ここで夢ばっか見てた、オレだよ・・
なんて、
川に話しかけて。
30年か。
あれから。
ひさしぶりに行きたいな。
あの場所。
来たよ・・・オレだよ・・・
なんつって。。。
シンガーソングライターの染谷俊です・・・なんて名乗って、
今こうして立っている今日に、
立ち続けさせてくれるステージに、
支えてくれた、
応援してくれた、
見守ってくれた、
歌に出逢ってくれた、
全ての人たちに、
感謝がじんわりとわいてくる、
そんな日。
生きてるよ、オレ、まだ、歌い続けて、染谷俊。